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歌詞は人間性が現れているから面白い。アーティストの声質だとか、演奏だとか、メロディだとか、様々な要素を見るのも面白いが、歌詞を見るのも楽しい。歌詞が好きになってから、音楽も好きになるということもある。声質とかメロディが好きで聴いていたバンドの歌詞が全然響かないと思うようになって聴かなくなったこともある。

高校同期の友人が、garagebandというアプリで「天真爛漫プリン」という曲を作っていた。サビの歌詞に「天真爛漫プリン カラメルかけて 輝く姿 見逃さないでね」とある。これだけで作詞家が阿呆だと分かる。安い秋元康の様な世界観だ。やすやすすだ。でもこれは狙って出している阿呆さで、物凄く良く言えば、宮藤官九郎が書く歌詞の様であるとも言える。中学からの同級生なのだが、真面目に不真面目なことが出来る男なので、この歌詞にはこの男の性格が表れていると思う。

また様々な解釈が出来るのも魅力の一つだ。GalileoGalileiというバンドが10月に解散するのだが、バンドの最後の曲として「車輪の軸」という曲を作っている。歌詞に「育て飽きた花を愛せるか」とある。この一節、いくらでもお洒落な解釈は出来るが、「いやあんたはバンド育て飽きて愛枯らしとるがな」という解釈も出来る。答え合わせが出来る10月11日の武道館での解散ライブが楽しみだ。

 

「こだわらん方がホンモノっぽいね」-雑念エンタテインメント/RIP SLYME