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短歌の授業があった。その講義は楽だと僕に勧めてきた友人が居て、今日確認したら彼は選外になっていた。面白かった。彼は天性の阿呆っぷりを見せてくれた。

歌人の作った歌と、在学生が作った歌が混ぜられていて、原作を当てる問題があったのだけれど、面白かった。

aねむらないただ一本の樹となってあなたのワンピースに実を落とす

bねむらないただ一本の樹となって星の終わりを見届けてまた

cねむらないただ一本の樹となって寄り添う猫の細き目を見む

dねむらないただ一本の樹となって水平線まであくびをしたい

eねむらないただ一本の樹となってあの子の使うえんぴつになりたい

 

どれが原作か分かるだろうか?僕はaかdだなと思っていたのだけれど、答えはaだった。問題は、eだ。eを生徒が、それも(恐らく)男が作ったという事実が恐ろしい。「あの子の使うえんぴつになりたい」というフレーズだけでも充分気味が悪いが、「ねむらない」というのが凄い。不眠不休の変態鉛筆だ。筆箱の中でも息を潜めている鉛筆だ。友達と悪乗りをして創作して出したならいいが、この作品は中々問題だと思った。

大学の近くにある本屋に寄ると、本屋3軒回ってなかった坂口安吾の「砂の女」が平積みされていた。こんなことがあるのかと思って、今日は何も買うつもりが無かったのに買ってしまった。そして帰宅。

 

「今日を乗り越えられたら明日だって同じはずでしょ」-happiness!!/木村カエラ

 

余談:happinessのpvの木村カエラは半端なく可愛い。